プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

Windows 11 のブルースクリーンとメモリエラー

近頃、やたらと Windows のブルースクリーンが出ます。例の CrowdStrike 騒動の前からだったので、あれとは無関係です。

でも、すぐに再起動するし、ブルースクリーンが出るタイミングも不定期でわからないため、表示されるメッセージがなかなか読み取れません。先日、やたらとブルースクリーンを繰り返えしたときがあり、やっと確認することができました。最初は

というエラーが出ていました。その後も何回かブルースクリーンになり、そのうちの一つで

というのになりました。

この『PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA』これってメモリ関係じゃない?

最悪や・・・

ということで、最終的にメモリ交換することになったので、その時の作業をメモっておきます。

  • OS: Windows 11 Pro, 23H2, ビルド 22631.3880
  • マザーボード: ASUS ROG Z590-F
  • CPU : Intel Core i9-11900K 3.5GHz 第11世代
  • メモリ: DDR4 3200MHz, Crucial 32GB × 2(デュアルチャネル)

エラーの特定

とはいっても、本当にメモリのハードウェア故障が原因か、まずは確認します。

メモリ診断

Windows 11 が起動した状態で、『スタート』から『メモリ診断』を検索します。

クリックして、起動すると、

再起動後診断してくれるということなので、それを選択します。すると、すぐに再起動して、

こんな感じで、診断が始まります。

しばらくすると、こんな感じで『ハードウェアに問題が見つかりました』という趣旨のメッセージが表示されました(画像はこの時の後、再度試したときのものです)。

ほぼ、メモリのハードウェア故障確定ですかね・・・

ついでに、メモリ診断終了後、 WIndows が起動すると、

とメッセージが表示されます。これは、『イベントビューワ』の『Windows ログ』から『システム』を選択して、ソースが『MemoryDiagnostics-Results』のものを検索しても、確認できます。

なんにしても、ハードウェア故障が濃厚でしょうかね。

memtest86

Windows のメモリ診断だけだと若干心細いので、マザーボードの UEFI に memtest86 がついていたのを思い出し、そちらも実行することにしました。

UEFI 画面に入って、右上の memtest86 を選択します。

すると、実行してよいか確認されるので、『Yes』を選択すると、

早速、テストが始まります。

最初は問題なさそうだったんですが、しばらくすると、

こんな感じでエラーが表示されました。やっぱり、ダメっぽいですね。おまけに、テストが進むにつれて、エラーカウントも増えていきます。しばらくほっておいたら、残念ながら memtest86 が途中で止まってしまってしまいました。最後の画面はこんな感じでした。

memtest86 自体が完了しなかったので、エラーの詳細を確認できなかったのですが、これだけ、エラーカウントもたっぷりあるので、まあ交換したほうが無難そうです。

メモリ調達

出費は痛いですが、仕事もあるので致し方ないとして、 amazon で買いました。

いままでのメモリは BTO ( Sycom ) で頼んだときについてきたやつをそのまま使っていて、 Crucial のものだったのですが、同じのは縁起が悪い気がして、この Team というところのものを選びました。

今のマザーボードが ASUS のもので、 Team も ASUS のグループ会社なので、相性とかは起こりにくいんじゃないのか?という記事があったので、選んでみました。

容量は以前と同じく 64GB にしています。

実際に届いたものはこんな感じです。

ヒートシンクというか、金属製のカバーが今どきって感じですね。

交換作業

いまの PC は筐体が大きい割に、仕事場が狭いので、交換作業は一苦労です。

各種ケーブルを外して、筐体を開けて、メモリスロットを確認すると、

こんな感じに、デカいCPUクーラーの脇にメモリスロットがありました。

ラッチを押して、既存のメモリを取り出して、新しいメモリを装着します。

カバーが赤いので、無駄に目立ちますね。

あとは筐体を閉めて、結線類を元に戻して、無事に起動できれば OK です。メモリサイズも 64GB と認識されているので問題ないですね。

気温との関係

ところで、実はこのブルースクリーンの現象が頻発するようになったのが、夏ごろ(2024 年 7 月ごろ)からだったと記憶してるんですが、いろいろと事情があり、メモリの交換をすぐにおこなうことができずに、一か月程度だましだまし使ってました。

そうすると、一つ傾向としてわかったことは、仕事部屋の気温が高いとき、例えば、休みの日中に仕事する必要ができてきて PC を立ち上げたようなときは結構頻繁にブルースクリーンになるのですが、普段の平日に朝からエアコンを効かせて快適な状態になっていると体感的にはほぼ問題ありませんでした。

筐体内の温度は測れてないので、正確にはわかりませんが、参考までに CPU 温度とかに問題は出てない程度でした。メモリも半導体なので、温度も無関係とはいいがたいと考えると、空調効いていれば古いメモリのままでも問題なかったのかな?

とはいえ、普段使いでエラーが出るぐらいなんで交換したほうが無難は無難なんでしょうね、きっと。もったいない気もしますが、古いメモリは破棄します。記念に写真だけ載せておきます。

とまあ、今となっては検証のしようもないのですが、経験的にそんなこともあるかも、というところでした。

まとめ

上にも書きましたが、この PC は BTO で買ったものなんですが、延長保証をつけていませんでした。延長保証は購入から3年で、このトラブルが起きたのが、購入後 2年と11か月程度の時期だったので、補償対象になっていた可能性があります。

初期不良でないのにメモリが逝くとはなー、残念。