プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

Windows 11 24H2 へのアップデートとドライバ関連のトラブル

次の仕事が本格的に始まる前に、 Windows 11 24H2 へアップデートしておこうと考えて、何も考えずにインストールして再起動したら、

というメッセージが表示されてしまいました。どうも、ドライバ周りでトラブったみたいですね。

ということで、慌てて対応したので、その時の作業をメモっておきます。

確認

幸い、ドライバ関連のファイル名 lvrs64.sys (先頭はアイではなくエルですね)が表示されているので、これで検索するといろいろと見つかります。どうも、 Logicool 系のデバイス関係のドライバのファイルっぽいです。

この PC には、昔買った Logicool の Webcam C300 というカメラがついています。ちなみに、こちらの記事で登場しているので、かれこれ 10 年以上前に買ったもののようです。我ながら物持ちがいいというかなんというか。古いデバイスだし、どうも、これが怪しそうな印象です。

ということで、まずはデバイスマネージャを開いて、ドライバファイルを本当に使っているのか確認してみます。

『 Logicool 』とか『 Webcam 』とかの名称があるデバイスが、あちこちに存在しています。順番にこれらを選んでプロパティを表示して、ドライバファイルを確認していくと、『サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー』の下にあった、『Webcam 300』に含まれていました。

このデバイス関連のもので間違いなさそうですね。

対応方法

最初に表示された警告画面の『詳細情報』をクリックして表示すると、

このデバイスにドライバーを読み込めません - Microsoft サポート

の画面がでてきます。どうも、メモリ整合性の絡みでドライバが読み込めないようです。

あれれ?いままで、メモリ整合性は『オン』にしていて、それで使え炊いたはずなんですが、どういうことなんだろうか?まあ、アップデート前の詳細は覚えてなし、 24H2 にアップデートしたら、はじかれるようになったから、とりあえずそういうもんだと自分を納得させて先に進みます。

『メモリ整合性』をオフにする、という方法もあると思うのですが、なるべくこれは使いたくないな、ということで、対応方法を探すと、

Logicool(Logitech)のドライバはWindows Updateでアップデートしてはいけない (Windows 11 / lvbflt64.sys, lvrs64.sys, lvuvc64.sys) – ぱらめでぃうす

というのが見つかりました。なるほど、一度メモリ整合性をオフにして、再度オンにすると、ひかっかるものを調べることができるということですね。早速やってみます。

問題のあるドライバファイルの特定

まず、現時点では『メモリ整合性』がオンになっているので、これをオフにして、

画面の指示に従って再起動します。

再起動後、もう一度『メモリ整合性』を開いてオンにすると、

オンにはならずに『互換性のないドライバーを確認する』といういうのがでてきます。これをクリックすると、

こんな感じでドライバが表示されます。全部、 Logicool (Logitech) 関連ですね。ドライバファイル名をクリックすると詳細も表示できます。

改めてこれ見てみると、インポート日が今日の日付(24H2へのアップデートを実行した日)になってますね。この時、何かしらドライバまわりの設定が変更されたのでしょうか?

ま、それはさておき、これで、ドライバファイルの公開名がわかったので、先ほどの記事にあるようにこれらをアンインストールします。

ドライバのアンインストール

管理者権限で WIndows Terminal (Power Shell) を立ち上げて、次のコマンドを実行します。

PS C:\Users\mor> pnputil /delete-driver oem4.inf /uninstall

ome4.inf の部分は、さきほど調べた公開名を指定します。全部の作業を行うと

こんな感じになります。

メモリ整合性を再度オンに戻す

ドライバがアンインストールできたら、『メモリ整合性』の設定画面に戻って、『再スキャン』をクリックします。問題がなければ、

『メモリ整合性』がオンの状態になり、再起動を促されます。あとは、再起動すれば OK です。

その後

再起動後は、特に警告も出ず、普通に Windows 11 が使えます。一方、デバイスマネージャをみると、

こんな感じで、 Logicool の姿は見当たらなくなりました。ドライバを削除したのだから、当たり前ですかね。

あと、 Windows Update をみると、『詳細オプション』->『オプションの更新プログラム』->『ドライバー更新プログラム』に

のように、 Logicool 関連のドライバが表示されています(上記の記事にもあるように、これはインストールしないでおきます)。

もうじきサービス終了となる Skype でのカメラテストはこんな感じでした。

今まではカメラの名称も『Logicool Webcam 300』みたいない名前で表示されていたのが、『USB Video Device』みたいな表示名になってしまいました。Windows 標準のドライバで認識していることになるんでしょうかね?

ま、このあたりだけ慣れればいままでと変わりなさそうです。

なんにせよ、驚いた一日でした。