以前、この記事で書いたように
さくらインターネットで取得して、 AWS の Route53 で管理していたドメインがあるのですが、いろいろあって元に戻すことになりました (ざっくりいうと、 Route53 を使う必然性がなくなったというところです)。
となると、当然ネームサーバーの変更を行う必要があるのですが、その際いわゆる『DNSの浸透』問題に出会ったのと、回避策があったので次の時ようにメモっときます。
やったこと
実際に ネームサーバーを切り替えるときにやったのは、Route53 で設定していたDNSのレコード(ゾーン情報)をさくらインターネット側のDNSに設定して、親の権威DNSのネームサーバーレコード(委任情報)が指す先を Route53 のネームサーバーから、さくらインターネットのネームサーバーに切り替えました。
で、その直後に、Route53 のゾーンファイルを消しました。
現状は、いろいろとテストで使っているドメインなんで少々アクセスできなくてもいいやと思っていたのですが、改めて考えると乱暴ですね。
ちゃんと計ったわけではないのですが、体感として、1日ぐらいかかっていたようです。
浸透時間は短くできないのか?
最初は、 DNS だからキャッシュの関係もあるので、仕方ないのだろう、と考えてました。 とはいえ、日の単位で時間がかかるなんて実運用しているドメインなら問題になるだろうし、何かいい回避策でもあるんじゃないかな?と思い立って調べてみると、やっぱりありました。
- DNS浸透の都市伝説を斬る ~ランチのおともにDNS~ – JPRS https://jprs.jp/tech/material/iw2011-lunch-L1-01.pdf
- https://jprs.jp/related-info/guide/019.pdf
これらの資料の中にズバリ、『正しい引っ越し方法』が載ってました。 読んでみると、なるほどですね。ちゃんと手順を踏めばスムーズに切り替わりそうですね(自分ではまだ試していないので、切り替わりそう、としか言えませんが)。
次に作業する機会があれば、この方法で切り替えてみようと思います。