現在のAndroidの開発環境は、eclipse 3.5.2(Galileo)を使っています。また、SDK Toolはr9、ADTも9.0を使っていました。
仕事の都合で新しいSDKを使う必要があったので、eclipseのAndroid SDK and AVD Managerから普通にSDKをアップデートして、その後ADTもアップデートしようとしたら、アップデートでエラーが発生しました。なぜだ?と思い調べてみると、最新のADT(この時点では、17.0.0)は、eclipse 3.6 以降が必要になるため、アップデートでエラーが起こったみたいです。
eclipseのアップデートをしてもよかったのですが、多分ハマるだろうと思い回避策はないものかと調べました。やはり同じように困っていた人はいるようで、こちらの記事でも紹介されていました。
GoogleのAndroid SDKとeclipse ADTプラグインとUbuntuの関係
ADTがzipファイルからインストールできるのは初めて知りました。
さっそく自分の環境でも試してみました。まずは、試す前にバージョンなどを確認します。ADTは、
http://developer.android.com/intl/ja/sdk/eclipse-adt.html
をみると、ADT 15.0.1まではGalileoで動くようです。対応するSDKを見てみると、
http://developer.android.com/intl/ja/sdk/tools-notes.html
SDK Tools r15 とAndroid SDK Platform Tool r9 があればよいようです。
幸い、eclipsのAndroid SDK and AVD Manager から、アップデートするSDKのバージョンを調べるとちょうど、SDK r15とPlatform Tool r9 を示していました(なぜ、この時点の最新版のSDK r17でなかったのかは不明です)。
そこで、SDKはAndroid SDK and AVD Manager 経由でアップデートし、ADTは15.0.1のものをファイルで取得して、ローカルファイルからインストールしました。ファイルの取得方法は、前述の記事にあるように、http://dl.google.com/android/ADT-15.0.1.zip から直接ダウンロードしています。
ローカルファイルからのADTのインストールは下記のサイトを参考にしました。
EclipseにADT Pluginをローカルインストールする
既存のADTはアンインストールしなくても、自動的にアップデートとして処理されました。
ここまでやって、eclipseを起動し直したら、問題なさそうです。あらためて、メニューのWindowから、Android SDK Managerを選択(メニュー構成が変わってますね)すると、未インストールのSDKバージョンがいろいろと表示されましたので必要そうさものを選んで、さっそくインストールしてみると、無事に動きました。
これで、一件落着。
アップデートはいいのですが、動作環境の条件が変わるのは勘弁してほしいものです。
2012/4/9 追記
上記のアップデート後、過去に作ったプロジェクトを 動かしてみると、うまく動かず、何度かCleanとBuild Project を行ってようやく動いた。一応、Subversionのリポジトリに登録していたので、比較してみると、触ったことのないファイルが変更されていた。
これはなんだと思い調べてみると、SDK r14 の時点で default.properties ファイルが project.properties に変わったり、ライブラリプロジェクトのビルド方法が変わったりしたようだ。
http://developer.android.com/intl/ja/sdk/tools-notes.html(ここの SDK r14 のところに説明があります)
プロジェクトのアップデートしないといけないのは、嫌だな。