現在、VMware Player 上にUbuntuを入れて開発を行っているのですが、Ubuntuのバージョンが若干古くなったので、アップグレードすることにしました。備忘録としてアップグレード時のメモ書きをまとめておきます。
アップグレード前の環境
ホストOS:Windows 7 Home Premium 64bit版
VMware Player : 3.1.3
ゲストOS:Ubuntu 9.04 Desktop版 日本語Remix 32bit
9.04から直接10.04LTSへはアップグレードができないので、最初に9.10へアップグレードしました。
アップグレードは、Ubuntuのメニューから、『システム』→『アップデートマネージャ』を選択し、『アップグレード』ボタンを押すだけです。
9.10にアップグレードする途中で、console-setup としてキーボードの種類を聞かれたので、『Do not configure keyboard; keep kernel keymap』 を選択しておきました(なお、アップグレード前の9.04の設定は、『日本語 106 key』といったようなものでした)。
また、アップグレード途中で、『サポートされていないパッケージを削除しますか?』 と聞かれたので、削除を選択しました。
一通りアップグレードが終わり、再起動後、『言語サポートファイルが不完全です』というメッセージが表示されたので、画面指示の通りに不足しているパッケージをインストールしまし た。また、『システム』→『日本語環境セットアップヘルパ』を選択して、必要なアップデートを実行しました。
多分、これで9.10に問題なくアップグレードできたと思います。なお、キーボードだけ興味があったので試してみたところ、日本語キーボードとして認識されているようで、記号類も正しく入力できました。
参考:
console-setupについて https://forums.ubuntulinux.jp/viewtopic.php?id=6575
9.10へのアップグレードガイド http://www.ubuntulinux.jp/getubuntu/upgrading910
次に、10.04LTSへのアップグレードを行いました。やり方は、9.10へのアップグレードと同じでした。途中の手順も9.04->9.10のアップグレードと変わりなく、特に問題もなく、アップグレードが無事に終了しました。なお、10.04LTSへのアップグレード時には、console-setupは聞かれませんでした。
アップグレード後、下記のガイドに従って、Ubuntu Japanese Team のリポジトリを追加しようとしましたが、『日本語環境セットアップヘルパ』を実行したら、既に登録済みになっていたようです。
いずれにせよ、これで新しいバージョンで使えそうです。
参考:
10.04LTSへのアップグレードガイド https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/UpgradeLucid