プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

ルータを NVR510 に買い換えました

先日、台風24号がやってきた際、自宅のあるあたりも停電になりました。夜の8時頃に停電になりましたが、幸い、翌朝7時頃には復旧しました。 『やれやれ。でも朝から仕事できるな』と思って、PCやサーバー類の動作確認を始めると何か変です。よくよく見てみると、PCやNASは問題なく起動しているのですが、インターネットにつながっていません.

なんだ?WAN側(NTTのフレッツ光)に障害でもあるのか?と思いつつ、自宅回線が使えないので、スマホで調べてみるけど、特に問題ないようです。 ますます不振に思って、ハブでも壊れたかと調べていき、一度、ルーターを再起動してつなぎなおさせるか、とやってみても問題が解消しません。

ん?なんか本格的に変だぞ?と思いつつ、あれこれ調べてみると、どうもルーターが怪しいです。一度電源を切り、入れなおしても状況が変わらず。ログインしようとしてもブラウザでつながらず。というよりも、ルータにあるDHCPサーバーからIPアドレスの割り当てができていないようです。

ちなみに、このルータは マイクロリサーチ研究所の MR-GL1000 です。

仕方ないな、とあきらめて工場設定にリセットしてみました。が、何も変わらず。 いよいよ、仕方ないなと思い、メーカーに電話してみました。症状を伝えると『ステータスランプの4番はどうなってますか?』とのこと。

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こんな感じに消えていたので『消えてますよ』と伝えると、『それはルータの故障ですね。ステータスランプの4番は常に何なんらかの形(点灯、点滅、etc)で点いているので、消えっぱなしというのは故障です』という回答が返ってきました。

まじですか!?

購入後7年以上使っている旨伝えたら、いつ壊れてもおかしくないですよ、といのこと・・・。 残念ながら、停電のショック?でお亡くなりになったようです。

とはいえ、ネットにつながらないと仕事にならないので、急遽ルータを買い替えることになりました。 (壊れたルータは、修理するか否か迷ってます。別用途で必要になりそうなので、多分直して使うことになりそうです)

台風21号の停電の時にはなんともなかったのに、実に残念だ。 まあ、レアケースだと思うので、ルータの買い替えのあれこれを記念にメモっときます。

機種選定

ということで、急ぎでルータの機種選定をします。とはいうものの、実は、数か月後に事務所の引っ越しを考えており、一度 YAMAHA のルータを使いたいな、でも今のも動いてるしな、というのをモヤモヤ思っていたところでした。なので、渡りに船とばかりに、YAMAHA のルータを買うことにしました。

自分の環境で良さそうなのが、 NVR510RTX830 です。 どちらにしようか迷ったのですが、多分 RTX830 だと過剰かな?と思ったのと、後述するようにポートベースVLANがなくても良い状況になるので、ここはまずお手軽に NVR 510 を使ってみることにしました。

MR-GL1000 を購入した動機が、自宅で仕事をしていたため仕事用のネットワークと家の(プライベートの)ネットワークを分けたかったというものでした。この機種は、安価なのに、ポートベースVLANがあるので、ぴったりでした。 ですが、近々仕事場を自宅から外に出す予定のため、ポートベースVLANのない NVR510 でもいいかな?となりました。

ちなみに、 RTX830 だとポートベースVLANN(LAN分割)機能があります。仕事場環境が今のまま自宅と一緒なら、きっとこっちを選んだでしょうね。

購入

機種が決まれば購入です。余談ですが、初めてamazonのお急ぎ便で購入しました。頼んだ翌日にはルータが到着!

いや、これはくせになりそうですね。しかし、とはいえ、こんなに便利になっていいんだろうか?と気になってしまう小心者です。

で、ついでに開封式。

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前面と背面はこんな感じでした。

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コンソールポートがついてたり、ログを外部メディア(SDカードやUSBメモリ)に保存したり、設定ファイルをメディアに保存してそれから起動出来たりと、こういう機能が充実しているのはうれしいですね。

設定

設定は附属のマニュアルを見つつ進めるとごくごく簡単にできました。なので、わざわざブログに書くほどでもないですが、何点か詰まったところだけ、書いておきます。

ユーザー追加

マニュアルの手順の最初のほうに、『(管理者)パスワードを設定する』とあるのですが、この機種は初期設定でユーザー名・パスワードともになしでログインできます。なので、ここの説明を読んだときに、ユーザー名を設定しないのにパスワードだけ設定するのか?と思い、ちょっと調べてから設定しようと思って後回しにしました。

調べてみると、ユーザーを追加できることが分かったので、ユーザーを追加してこの追加したユーザーを管理者にして、既存のユーザー(ユーザー名なしのユーザー)を無効にすればいいや、と考えました。

ということで、ユーザーを追加して『管理ユーザーへの昇格』にチェックを入れて、ユーザーを作成します。

これで、ログアウトして、再度ログインすれば管理者になるはず、と思いきや、このユーザーでログインしたら、ユーザー名の下に『一般ユーザー』と表示されます。おまけに今まで設定処理で使えていた機能が使えません。

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なんか変だぞ、と思い調べてみると、その理由がわかることを書いている記事がありました。

分かりにくいYAMAHAのルーター: 赤カブのケンのブログ

どうも、YAMAHA のルーターは、個別のユーザーに対して、管理者パスワードを入力すると管理者権限をもらえるという形のようです。 ログインユーザーでログイン後に管理者パスワードを入れるのではなく、ログイン時に管理者パスワードを入力する、というのが分かりにくい要因のようです。 もちろん、個別のユーザーに対して『管理ユーザーへの昇格』の許可がなければ、管理者パスワードを入力しても管理者になれません。

なるほど、だから、設定マニュアルではユーザー名にはふれないで、管理者パスワードを設定しましょう、とだけ書いてあったんですね。

ユーザー設定

上記のような仕組み、ということを理解したら、ユーザー設定を次のようにします。

  • 管理者パスワード:設定します
  • ユーザー名なしのユーザー:『管理ユーザーに昇格』オプションを無効にします
  • 管理者となるユーザー:ユーザー名を指定し、『管理ユーザーに昇格』オプションを有効にします

こうすることで、ユーザー名なしのユーザーでは管理者にログインできなくなり、所定のユーザー名と管理者パスワードを使わないと管理者権限が得られないようになります。

あ、もし試すなら、作ったユーザー名で管理者になれることを確認してから、ユーザー名なしのユーザーの『管理ユーザーに昇格』を許可しないように変更してください。 一気に変更してしまい、パスワードのタイプミスなどで管理者ユーザーになれないなんてなったら、ひどい目にあいますよ。

ちなみに下記のマニュアルにはちゃんと載ってました。マニュアル読め、ってことですね。

Web GUI マニュアル

サーバー公開

NVR510のサーバー公開の方法が、最初ちょっとわかりにくかったです。 ですが、こちらもマニュアルをよく読むと設定例が載っています。

Web GUI マニュアル

これのとおり設定すると何の問題もなく設定できました。 参考までにここで使っている NAT ディスクプリターの説明へのリンクも載せておきます。

NATディスクリプター機能 概要

(参考) その他にもいくつか記事がありました。最初はちょっと分かりにくいようですね。

move0tofu.hatenablog.jp

tabikumo.com

ブザー設定

もう一つは余談みたいなもんです。最初に『かんたん設定』の『プロバイダー接続』から、プロバイダ情報を入力して接続しようとしました。

ですが、入力ミスのため接続できませんでした。だけならいいのですが、ブザーがずっとなりっぱなしになります。 焦りますね、これ。特に夜中に設定作業していたもんだから・・・

要は、初期状態だと接続失敗時にブザーがなる設定になっていたためでした。 ブザーがなるのはいいんですが、音を止める方法がよくわからなかったので、この点はなんとかしてほしいものです。

(結局、正しいアカウント情報を入力して、接続できたら、鳴りやみました)

まとめ

当面、これで運用してみて、問題なさそうなら新しい事務所でもこのルータを使っていこうと思います。

台風の影響がこんなところにも出るんだなとしみじみ実感した日々でした。