プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

RAID1 に Windows 10 をインストール

先日、いきなりPCのSSDがお亡くなりになりました。 SSD は予兆なく亡くなるとは聞いていましたが、まさか体験するとは思いもよりませんでした。

普段から作業は NAS かサーバーのリポジトリにアップするんですが、たまたまローカルに残したままでした。 ちょうど、納品前ということもあり1日分の作業がなくなってしまい大騒ぎです。あーあ。

とりあえず、亡くなったSSDを取り出して、SATA<->USB 変換器を通してつないでみても、反応ありません。コントローラがいったかな?完全にダメなようです。 取り急ぎ、家に余っていたHDDをつないで、OSを再セットアップして、急場を乗り切りました。

ちょっと時間ができたので、改めて、OSを再セットアップしました。今度はシステム部分も RAID1 にしますよ! 古いマザーなんで需要あるかわかりませんが、一応メモに残しておきます。

ちなみに壊れたSSDは、 Samsung SSD 840 250GB 2.5インチ MZ-7TD250B/IT というやつでした。

Samsung SSD840ベーシックキット 250GB 2.5インチ 日本サムスン正規品 3年保証 MZ-7TD250B/IT

Samsung SSD840ベーシックキット 250GB 2.5インチ 日本サムスン正規品 3年保証 MZ-7TD250B/IT

使い始めて6年ちょっとというところですね。初SSDだったので、こんなもんなのかどうかが見えないですが、どうなんでしょうかね?

オンボードRAID

いま使っているPCは BTO で サイコム で買ったものです。ずいぶん古いものですが、調べてみるとこのマザーボード(ASROCK Z77 Pro4-M)のチップセットにはオンボードRAIDコントローラが乗っているとのことです。

www.asrock.com

一気にPC全体をリニューアルしようかとも考えたのですが、まだ十分使えるので、このRAIDコントローラにSSDをつないで、RAID1で運用することにします。

SSD の購入

最初にPCが壊れた際に、近所の電気屋さんと近郊の電気屋さんに電話かけまくったのですが、内蔵用のSSD売ってるところなんて、一軒もなかったです。 そりゃ、田舎ほど Amazon 頼りますわね。

で、選んだSSDは Crucial MX500 250GB です。選定理由は特になく、価格が手ごろだったのと、壊れた Samsug 以外というだけでした。

一緒に SATA ケーブルと 2.5インチ-> 3.5 インチ変換アダプタも買いました。

SSDの取り付け

ASROCK Z77 Pro4-M のRAID取扱説明書(PDFです)を見ると、ユーザーガイド(PDFです)を見ろ、とあります。で、ユーザーガイドを見ると、p.38 2.13 節に

オンボードRAIDを使うなら、SATA3_0 番と SATA3_1 番のコネクタにつないでくれ

といった旨の記述がありました(かなり意訳)。

ということで、当該するSATAのコネクタを調べて取り付けます。

UEFI のセットアップ

いまはもう BIOS ではなく、UEFIでセットアップします。 PCの電源を入れて、F2 キーを押してセットアップ画面に入ります。

Advanced を選んで、 Storage Configuration を選び、 SATA mode Selection で RAID を選んで、SATAモードを RAID にします。

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で、保存してUEFIを終了です。

RAID 設定

UEFI の設定が終わり、再度PCが起動すると、Ctrl+Iを押して、RAID設定画面に入ります。 ここでは、ディスク全体を使って、RAID 1(ミラーリング)で構成します。 設定自体は難しくないので、すぐに終わりです。

Windows 10 のインストール

別のPCを使って、USBにWindowsのインストールメディアを焼いておきます。 これを、セットアップしたいPCにつないで、起動するとおもむろにインストーラが立ち上がります。 あとは、画面の指示に従って、毎度おなじみのインストール作業を行えばOKです。

起動してみましょう。 やっぱり、HDDに比べると格段に速いですね。

Intel Rapid Storage ドライバのインストール

Windows がインストールできれば、このまま使っても問題ないのですが、せっかくなので、 Intel Rapid Storage のドライバを入れてみます。 マザーボードが昔のやつのため、最新のドライバではすでにサポートされていませんでした。

こちらにある、 14.8.16.1063 のやつがサポートしているドライバの最後のもののようでしたので、これをインストールしておきます。

これがあると、Windows から RAID の状態を見ることができるので、

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なにかと便利かなと思ってます。

余談

まあ、RAIDとはいえ、セットアップ自体は(時間はかかりますが)別段難しいところはありません(筐体のドライブベイ外すほうがよっぽど手間かかりました)。

今回は、 UEFI で SATA モードを RAID に変更しましたが、Windows のインストール後にここを変更しても、RAIDドライバがインストールされないということです。 RAID モードだけでなく、 IDE -> AHCI に変更したような場合も同様です。Windows のインストール時に入れられるそうです。

このため、最初に臨時で使ったHDDの中身をSSDにクローンして、Windowsのインストールを飛ばして、RAID にしようと思ったんですが、断念しました。 まあ、今回はHDDからクローンするといっても、ほぼインストール直後に近い状態だったので、そんなに痛手ではなかったんですけどね。

ちなみに世の中には、Windowsインストール後にRAID設定を行った方々もいるようなので、興味があれば試してみると面白いかもしれませんね。

AHCI→RAID設定と、Intel RSTドライバーいれてみた(ふたたび) | ぽぽづれ。

試してないので、うまくいくかわかりませんが・・・

くれぐれも故障にはお気を付けください。