こちらの記事で、3画面化のその後について書きましたが、その後しばらく使っていると、オンボードグラフィックにつないでいるディスプレのみ、映像が乱れたり、たまに切れたりします。
うーん、接続端子だけの問題ではなく、どうもオンボードグラフィック周りで何か問題というより故障?が起きているようです。
確か、オンボードグラフィック( Intel UHD 750)って、CPUとの統合ですよね?オンボードグラフィックだけが使えないのならまだしも、 CPU もだめになると痛いなー。オーバークロックしたり、ハードな作業したりしてないのに壊れることもあるんだな。
まあ、 CPU がどうなるかは当面様子見るしかないので、壊れないことを祈りつつ、とりあえず快適に使えるようにするために、オンボードグラフィックは使わずに、グラボだけで3画面出力するようにしました。
グラボの選定
当初3画面化した際は、こちらの記事に書いたように、オンボード+追加グラボで探してました。ですが、今回は追加グラボだけで3画面以上の出力を持つものを探します。
あれこれ見てると、 HDMI で3画面以上の出力できるものは数少ないのですが、 DisplayPort なら対応しているグラボがたくさんあります。
以前調べたときは、 DisplayPort だとウィンドウが勝手に移動する問題がある、というのがありましたが、改めて調べてみると、最悪の場合フリーソフトで対応できそうです。
「MonitorKeeper」でDisplayPort接続モニターのウインドウの移動をなくす | なちぶろ
なので、接続端子は HDMI に限定せずに探してみます。
あと、ディスプレイのサイズが 1920 x 1200 とちょっと変則なのですが、最近の高解像度の出力ができるグラボなら問題ないでしょう。
ということで、上記の条件を満たして、比較的安価で3画面出力ができるものを探し、今回はこれにしました。
Intel の Arc を使ったグラボだと、もっと安いものもあったのですが、比較的新しいチップになるみたいなので今回は見送ることにしました。
グラボの入れ替え
PC の電源を落として、今のグラボ(玄人志向 NVIDIA GeForce GT 1030)を入れ替えます。
開封
まずは、新しいグラボ(Asrock RX6600 Challenger D 8GB)を開封します。
箱
表側
裏側
表側も裏側も保護フィルムが貼ってあるので、取付前に剥がしておきます。
パネル
HDMI の端子が端ではなく、中ほどにあるのがちょっとおもしろいです。あと、ほこりが入らないようカバーもついてますね。
端子部分
ここにもカバーがついてます。これ最初気が付かずに、なんかうまく入らないな?となってしまいました。最近のはこんなところにもカバーがあるのがあたりまえなんですかね?
ずらせば、簡単にはずれるので、取るのは簡単でした。
取付
開封を楽しんだら早速取り付けます。 PC の筐体を開けて、既存のグラボを取り外しておきます。
この新しいグラボは、補助電源が必要なので、これを新たに電源から取ってやります。
PC 購入時の付属品一式を見てみると、8ピン-8ピンのケーブルがないので、一瞬困ったなと思ったのですが、付属品に入っていた、8ピン-6ピン+2ピンの構成のケーブルを使えばよいようです。
供給電力によっては、6ピンでいいというグラボもあるようで、こんな分割になっているようでした。
写真撮り忘れましたが、電源側は PCI Express 用の 12V の端子を使います(電源は Fractal Design ION+ 760W になるので、こちらのメーカーのサイトの写真を参考にしてください)。
で、グラボを刺して、補助電源をつなけば終わりです。
あとは、ディスプレイ、キーボードなど最低限の接続だけして、画面出力ができるか確認します。無事映りますね。
マザーボードの設定変更
ここは不要かもしれませんが、オンボードと追加グラボを同時に使うことはなくなったので、
『統合グラフィックを常に有効』を『 Disable 』に変更しておきます。なお、ついでに、『画面出力デバイスの優先順位』も『自動』にしておきます。
3画面接続
PCの筐体のふたを閉めて、今回設置したグラボに、ディスプレイも3画面で接続します(すべて DisplayPort での接続です)。WIndows を立ち上げると、最初は1画面だったのですが、しばらくすると認識されたのか3画面が表示されました。
念のため、デバイスマネージャを見ると、『ディスプレイアダプター』が RX 6600 のみになってます。
これで、無事に年始が迎えられそうです。
まとめ
久しぶりにPCの中を開けて触りましたが、最近の筐体は、配線を隠せるようになっていたりするうえ、BTO だときれいに配線してくれてますね。改めて感心しました。
あと、 Windows 11 からは、『ディスプレイ設定』に
『モニターの接続に基づいてウィンドウの位置を記憶する』というオプションが追加されており、例の DisplayPort 問題にもうまく対応できるようです。