長らく使っているサーバー Dell T105 ですが、先日もこちらの記事でも書いたように、このサーバー上で オフラインマップの自動生成を乗せたり、遊ぶには十分使えております。
そんなある日、仕事場に来てみると、サーバーが止まってました。 ちょうど前の日にエアコンの工事をしていたので、その影響かな?と思って、電源ボタンを入れてみたのですが、反応がありません。
あれ?と思い調べてみたところ、電源ユニットがやられていたようです。
ということで、今の時代どれだけの需要があるかわかりませんが、電源ユニットを交換したので、その顛末をメモっと来ます。
トラブったときの状態
一応、最初にトラブったときの状態をまとめときます。
- ある日、サーバーの電源が落ちていた
- 電源ボタンを押しても、立ち上がらない
- コンセントを抜いて、再度差し直すと、電源ボタンがオレンジで点滅してる
- ハードウェアマニュアルを見ると、電源ユニットの不具合とのこと
点滅のところ、写真だとこんな感じでした(本当は点滅してます)。
確認
電源交換に先立ち、部品番号などを調べておきます。 コンセントを抜いて、カバーを開けて電源ユニットを確認すると、
この筐体の場合、 L305P-01 という部品番号のようでした。
交換部品の手配
ずいぶん昔のサーバー(調べると2009年10月頃に買ってました)なんで、交換部品あるだろうか?と思い、ネットを調べてみると、わんさかありました。 いや、今の時代すごいですね。それともサーバーだからなのかな?いずれにしても、助かります。
結局、毎度おなじみのamazonで、下記のリンク先から購入しました。
中国の業者さんのようで、到着まで10日以上かかるとのことでしたが、半分程度で着きました。ありがたいですね。
開封
早速、やってきた箱を開けると、
厳重というか、ぐるぐる巻きです。
背面側(電源ケーブル差込口側)
側面
amazonの商品紹介の写真だと、このケーブルクリップ(青い部品)がついていなかったので、心配でしたが、きちんとついていました。
ケーブル側
見た感じ、特に問題ないようです。なので、交換とまいまります。
ちなみに、新しい電源の型番は、 L305P-03 でした。
交換
いよいよ交換です。まあ、わざわざブログに書くほどでもないぐらい、交換作業は難しくありません。
取り外し
まずはコンセントを抜いて、シャーシを開けて、電源ケーブルを一通り外します。
次に背面側(外側)のネジ4本を外します。
最後にハードウェアマニュアルにもあるように、シャーシ側の『電源ユニットリリースタブ』を押して、電源ユニットを外します。
電源ユニット外した状態で写真撮り忘れたので、ちょっとわかりにくいですが、シャーシを開けた側からみると、底面側になる壁面に少し飛び出しているタブ状のものです。 これを押しながら、電源ユニットをずらすと簡単に外せます。
ちなみに、ハードウェアマニュアルには、ヒートシンクとエアフローカバーアセンブリも外せと書いてありましたが、私の場合これらをつけたままでも問題なく作業できました。
取り付け
次は取り付けです。 取り外しと逆の手順とすればOKです。
一点、ちょっと気を付けたいのが、電源ユニットのシャーシ側の側面には、
のような切り欠きがあります。で、取り付ける際には、この切り欠きに、シャーシ側のツメが引っかかるようにする必要があります。
そこさえクリアできれば、あとはネジ締めて、電源ケーブル取り付ければOKです。
あ、フラットケーブルはケーブルクリップに通して固定してください。ケーブルクリップ自体が結構曲がるのでわりと簡単に通せました(ですが、力の入れすぎにはご注意ください)。
動作確認
交換ができれば、最後に動作確認します。
一度はずした電源ケーブルなどをすべて取り付けて、電源ボタンを押すと、何事もなかったかのようにサーバーに電源が入りました。 しばらくすると、OSも問題なく立ち上がり、タイルサーバーも問題ないようです。
やれやれ。
おまけ
ケーブルクリップですが、ハードウェアマニュアルでは、交換部品にケーブルクリップがついていないことを想定しているようで、既存ものを取り外して使いまわせ、と書いてあります。
取り外した電源はあとで処分するだけなんで、思い切って外してみます。 すると、思ったより力が必要で部品が割れるかと思ったぐらいです。
外すとこんな感じでした。
もし、交換の電源を買ったのに、ケーブルクリップがなければ、頑張って付け替えてください。
参考記事
先人たちの記録が参考になりました。ありがとうございました。
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