プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

経営セーフティ共済へ加入しました

先日、ネットを見ていたら、何かの拍子に『経営セーフティ共済』というのがあることを知りました。今となっては、なんでこれを目にしたかも覚えていないのですが、まあ、そういう制度があるということを知ったんですね。

で、これを調べてみたら、ちょっとおもしろい。

取引先が倒産などした際に、売掛などの債権があれば、掛け金の10倍まで(正しくは債権額または、掛け金の10倍のいずれか少ないほうの金額まで)融資してもらえるというものです(共済金と呼ぶようです)。融資は、無担保・無保証人・無利子とのことです(ただし、手数料なのか、借りる金額の1割が積立金から取られるので、まったく経費がかからないわけではないです)。

もし、共済金を受け取らず、4年以上掛け続けると、解約時に全額戻ってきます(解約手当金と呼ぶらしい)。ただ、解約は一部分だけ解約するというのはできないとのこと。

掛け金は月5千円から20万円までとのこと。 税法上も、掛け金は経費扱いにできるとのことです。ただし、解約手当金は、解約した事業年度の事業所得になるのでその時に税金がかかります。

ちなみに、ネットでいろいろと調べていると、節税になる、という表現もありますが、正確には、解約手当金を受け取るタイミング次第ですね。解約したタイミングの売上が大きければ、節税になるとは限らないです。 なので、そのあたりは自分でコントロールするか、税金の支払いの繰り延べと割り切るか、考えておく必要がありそうです。

やってるのは、独立行政法人 中小企業基盤整備機構(小規模企業共済やってるところです)なので、信用して大丈夫でしょう。

入るにしろ、入らないにしろ、こういう制度もあるというのを知っておいて損はないと思ったので、まとめてみました(が、素人なので内容は保証できません)。興味のある方はご自分で調べてみてください。

で、結局

以前、取引先からの売掛金回収に数年かかり、いろいろと気をもんだことがありました(まあ、倒産ではないので、これに入っていても使えなかったのですが)。

その経験を踏まえると、取引先がどうなるかなんて、先が見通せないと思うので、いざという時に困らない程度(というか、何かあった際の選択肢を増やしておくため)に、加入することにしました。

加入手続きは、直接中小機構とやり取りするのではなく、中小機構と提携している団体または金融機関で手続きするとのことでした。私の場合は、近くの伊勢商工会議所を通じて手続きしました。

あと、この制度は、前払い制度があり、来年1年分を前払いするという形でこの昨年の12月に加入してみました。12月スタートにしたのは、翌年からも前払い制度を使うなら、開始月の1か月前に手続きを行う必要があり、この手続き月を11月にできるようにしたかったためです。

ちなみに、実は最初に11月中に手続きに行ったんですが、12月スタートにするには、12月になってから前払金を振り込む必要があったので、その点だけちょっと手間取りました。もし、加入を考えている方がいるなら、振込月が結構絡んでくるので、タイミングの調整ができるように余裕をもって検討したほうがよさそうです。

振込を完了して、商工会議所に書類一式と振込時の控えを持っていくと、無事に受理されました。その後は、銀行に引き落とし口座の確認等を行うとのことで、無事に確認ができたら、申込書の控えが送られてきました。

これで、一連の手続きが無事完了です。先日、証書も送られてきたので特に問題もなかったようです。

なんにしても、取引先の倒産なんて遭遇しなくて、将来、無事に解約手当金を受け取れることを願っています。