Android OSの新しいバージョンでも開発できるようにするため、SDKのアップデートを行いました。手順を記録しなかったので、うろ覚えですが、何かの参考になるかもしれないので、一応備忘録代わりに書いておきます。
- OS:Ubuntu 9.04 (32bit)
- 元のSDKのリビジョン:r5
- アップデート後のリビジョン:r9
- Eclipseを起動します。
- メニューから『Window』→『Android SDK and AVD Manager』を選択します。
- 『Available packages』を選択し、追加するパッケージを選択して、『Install Selected』を押します。
- この際、最初にAndroid SDK tools をアップデートしてから再度実行しろ、という旨のメッセージが出たので、ツールのみをアップデートしました。
- インストール後、ADT(Android Development Toolkit, Eclipseのプラグイン)をアップデートしろ、という旨のメッセージが出ました。このあたりでadbまわりのエラーメッセージが表示されていたので、一旦、Eclipseを再起動しました。
- Eclipse再起動後、『Help』→『Checks for Updates』を実行し、ADTをアップデートしました。
- 再度Eclipseを再起動します。
- 再起動後、また、『Window』→『Android SDK and AVD Manager』を選択し、『Available packages』を選びます。画面をみると、パッケージのダウンロード元が変わってます。
- まずは、『Android Repository』を選択し、『Install Selected』を選びます。なお、この操作を行ったタイミング(2011年1月31日の午後)ではHoneycombのpreview版も選択はできたのですが、どうも正常にダウンロードできなかったようです。
- 一通りインストールが終わったら、Eclipseを再起動しました。
- 次に、『Window』→『Android SDK and AVDManager』→『Available packages』→『Thired party Add-ons』→『Google Inc. add-ons』を選び、Google APIs を選択して、インストールします(Google Mapを使うのに必要です)。
- 一通りインストールが終わったら、Eclipseを再起動しました。
ちゃんと手順を踏めば、こんなに何度もEclipseの再起動をしなくてもいいはずなのではないかと思います。とりあえず、これで既存のプロジェクトのビルドも正常にできたので、多分、問題ないかと思います。
ご参考
なお、アップデート後、最初はこれまで問題なかったプロジェクトでビルドエラーが出ていました。『アップデートをミスったか?』と思ったのですが、 よくよく調べてみると、リソースファイルのstringに対する、クォーテーションのチェックが変更になったのが原因だったようです。
例えば、stringとして、
<string> size's </string>
などのようになっているとエラーとなり、
<string> size\'s </string>
のようにバックスラッシュでエスケープしてやらないといけなくなったようです。
SDKに添付されているAndroid1.6のApiDemosなども、res/values/strings.xmlで同じようにエラー になってたので、最初分からないうちはかなり焦りました。上記の修正を行ったら、問題なくビルドできました。また、試しにAndroid2.2(API level8)のサンプルプロジェクトのApiDemosをビルドしたら、こちらはまったく問題ありませんでした。