プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

QNAP Container station のデータ保存フォルダについて

前の記事 でシステムボリュームの作成についていろいろと試しましたが、その際、システムボリュームにアプリがインストール済みの場合、どうなるか?も試しました。

ここでは、これをもう少し踏み込んで、アプリが Container Station だった場合、どうなるか?というのを試してみました。

なお、 QTS のバージョンは 4.3.5.0728 Build 20181013 です。

Container Station のセットアップ方法

まず改めて Container Station のセットアップ方法を確認します。

www.qnap.com

基本的に、上記に書かれているように App Center からインストールし、初回起動時にデータを保存する共有フォルダを指定すれば完了です。

データ保存先が、システムボリュームにある場合

この場合は、システムボリューム削除時に、データも一緒に消えてしまうので、特に問題ありません。

データ保存先が、別ボリュームにある場合

気になるのはこのケースです。

例えば、 Container Station そのものはシステムボリュームにインストールしておいて、イメージ及びコンテナの保存先として、別ボリュームの共有フォルダを指定したとします。

f:id:junichim:20181123005235p:plain

上記の例の場合、qnapData というフォルダは Container Station をインストールしているボリュームとは別ボリュームの共有フォルダになっています。 ですので、システムボリューム(および Container Station)を削除しても、データ部分は別ボリュームにあるので残っています。

ここで、再度システムボリュームを設定し、 Container Station も再インストールし、再セットアップを行った際に、この既存の共有フォルダを指定すると、

f:id:junichim:20181123001339p:plain

のように、既存のデータを維持するか、新規で作成するかを聞かれました。

この時、『保存』(維持するの意味)を選択すると、ちゃんと以前 Container Station で設定していた内容が復元されていました。

Container Station が含まれているボリュームを削除することになったとしても、データ保存先さえ別ボリュームにあれば、Container Station のコンテナを全部エクスポート・インポートしなくてもいいので、これはいいですね。もっとも、バックアップ的な観点からはエクスポートしておいたほうがいとは思いますが、実際手間ですからね。