OpenCV 2.0 をインストールしたのでまとめておきます。今回はLinuxにインストールしました。
OS:Ubuntu 9.04 Desktop 日本語 Remix版
手順
- SorceForgeから最新版をダウンロードします。今回はLinuxなので、opencv-unixの2.0を選択します。この際、OpenCV-2.0.0.Readme.Please.txtもダウンロードしておきます。
- 上述のReadme.Please.txtを見ると、インストール方法に2種類あることがわかりますので、ご自分の環境にあった方法を選択します。手元の環境には、CMakeがなかったので、configureを使う方法をとり、以下のその場合について書いています。
- ダウンロードしてきた、bz2ファイルを解凍します。 tar jxvf OpenCV-2.0.0.tar.bz2 など
- mkdir opencv-build としてビルド用のディレクトリを作成します
- cd opencv-build でビルド用ディレクトリに移動します
- ../OpenCV-2.0.0/configure とします
- make -j 2 としてバイナリを作成します
- sudo make install とすると、(多分)パスワードを求められるので、適切なパスワードを入力します
- sudo ldconfig とします
番号を振って書きましたが、前述のReadme.Please.txtのとおりです。これで、問題なくライブラリがインストールできました。
ためしに、
g++ -Wall `pkg-config opencv --cflags --libs` color_distance.cpp
とすると、問題なくコンパイルできてOpenCVの関数を使ったコードが生成されました(このサンプルコードは、 森ソフトのWebサイトのメニューから『プログラム』→『色空間での距離表示Gimpプラグイン』→『計算結果についての考察』とたどれば、取得できます)。
OpenCVにはインストールしたライブラリが正しく動作しているのか、を確認するためのテストプログラムが付属しているのですが、残念ながらLinux上でconfigureによりインストールした場合、どうやってこれを動かすのかわからなかったので、今回は実行していません(わかりましたら追記します)。
なお、CMakeを使った場合のインストール方法は、OpenCVのWikiのサイトにも詳しく書いてあるので、そちらもご参考にしてください。