本サイトはさくらインターネットのレンタルサーバ上に構築しています。
さくらインターネットのデフォルトのシェル環境はcshなので、使い慣れたbashに変更します。シェルの変更だけであれば、コマンドを実行するだけで、すぐに完了するので大きな問題はないと思います。
まず、シェルの環境設定は、次のように行われます。(お使いのOSやbashのバージョンにより変わるかもしれません)
ログインシェルで実行されるスクリプト
/etc/profile
(以下のスクリプトファイルは、上からの優先順位でひとつだけ実行されます)
~/.bash_profile
~/.bash_login
~/.profile
ログインシェル以外の対話シェルで実行されるスクリプト
~/.bashrc
非対話シェルで実行されるスクリプト
BASH_ENV 環境変数に指定されたファイル
ログインシェルでは、.bashrcは自動的に実行されませんので、実行したい場合はスクリプト内から実行する必要があります。
今回行った変更手順は以下のとおりです。
(1) 変更したいシェルが使えるか確認します。
$ cat /etc/shells
(2) bashがあることを確認しておきます。
もし、変更したいシェルが含まれていない場合は、管理者に相談となります。レンタルサーバの場合は、あきらめることになると思います。
(3) シェルを変更します。
$ chsh -s /usr/local/bin/bash
(4) 一度ログアウトし、再度ログインするとシェルが変わっています。
(5) ログイン時の環境を設定します。
私がレンタルサーバを使いはじめた時点ではホームディレクトリに、~/.profile, ~/.shrc がありました。これを元にして、~/.bash_profile, ~/.bashrc を作成しました。
$ cp -p .profile .bash_profile
$ cp -p .shrc .bashrc
(エディタで編集する)
.bash_profile, .bashrcの内容はそれぞれの方の好みでかまわないと思います。ここでは、.bashrcを確実に実行するために、.bash_profileに追加したコマンドを載せておきます。
BASH_ENV=$HOME/.bashrc
export BASH_ENV
if [ -f ~/.bashrc ]
then
. ~/.bashrc
fi
(6) 一旦ログアウトし、再度ログインしなおして、~/.bash_profile, ~/bashrc が正しく実行されていることを確認します。
(参考にしたサイト)
http://ishijima.blog97.fc2.com/blog-entry-29.html#more