ADT 15 から ADT 20 にアップデートして気になった点があったので、メモ代わりに書いておきます。
新規プロジェクト作成のウィザードが変わった
ADT 20 にアップデートしたら新規のAndroidプロジェクト作成ウィザードが変わりました(結論からいうと、Support Package のインストールが必要になってます)。
ウィザードを開始して、必要な情報を入力して進むと、アイコンが指定できる画面が増えました。ま、これはいいとして、さらにウィザードの先に進むとActivityを作るかどうか聞かれます。
ここで『Create Activity』を選択したまま、Nextを押して先に進んでいくと、Support Package が入っていない場合下記の画面が表示されます。
このままではプロジェクトの作成ができません。仕方ないので、Support Package をインストールしました。なお、インストールは、上記画面から『Install/Upgrade』ボタンを押して行いました。無事にインストールできると、下記のような画面になり、Finishボタンが押せるようになります。
無事にプロジェクトができると下記画面のように、
Support Package がlibsの下に配置されています。
なお、さっき試してみたら、Build SDK Version (AndroidManifest.xmlのtargetSdkVersion EclipseのProperties -> Android -> Project Build Target のことでした), Minimum Required SDK (マニフェストのminSdkVersion) の両方を最新のものにしても、サポートライブラリがlibs配下に存在していました。実は、Support Packageインストール前に、ウィザードの最初の画面で、Build SDK Version や Minimum Required SDK をいろいろ変えてみても、常にSupport Package のインストールから先に進まなかったんですが、どうもこれと関係があるようです。
ちなみに、『Create Activity』 のチェックボックスをオフにした場合は、Support Package インストール前でもプロジェクトが作れます(どれだけ意味があるかわかりませんがご参考までに)。
マニフェストのdebuggableが不要になった
マニフェストのdebuggableが不要になった。これで制御するのではなく、コード実行時はSDKが自動でデバッグモードで実行するようです(詳しくは、http://developer.android.com/intl/ja/tools/sdk/tools-notes.html のr17を参照)。一方、Export Signed Application Package でapkファイルを作成する際はデバッグモードがオフになるようです。
なお、今まではマニフェストの debuggable を用いてログ出力を切り替えたりしていた場合はどうすればよいか?この場合、デバッグモードの指定が、自動生成される /gen/BuildConfig.java ファイル内の DEBUG 定数に設定されるので、これを使うとよいようだ。
(参考サイト)
- デバッグビルドとリリースビルドで処理を変える方法(2)
- http://greety.sakura.ne.jp/redo/2012/05/do-not-use-debuggable-in-manifest.html
(2012/8/18追記)
/gen/BuildConfig.java の DEBUG 定数ですが、Export Signed Application Package を行った場合もfalseにならないことがあるようです。Ubuntuでも発生しました。
これを回避するには、Eclipse のメニューから Project -> Build Automatically のチェックを外せばよいようです。手元で試したときは、このチェックを外して、一度Clean後、Export という手順で行い、問題がなくなりました。ご参考までに。
(2012/8/21修正)
Build SDK Version の理解が間違っていたので修正しました。