プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

自宅環境のもろもろを整備

コロナウィルスの緊急事態宣言も解除され、なんとなく元に戻っていくような雰囲気があります。個人的には、子供の学校が再開されたことで、大きく元に戻ってきたな感を感じています。

今更感もありますが、せっかくなので、子供の休校に伴い家で過ごす時間が増えたときに自宅の環境をいろいろと整えましたことをメモにして残しておきます。

ノートPCの更新

別記事にまとめたように、この機に、自宅の古いノートPCを更新しました。

Thinkpad T410 を Windows 10 にアップグレードしました - プログラマーのメモ書き

Thinkpad T410 の HDD を SSD に換装 - プログラマーのメモ書き

その際に、 WIndows 10 の設定として

  • 家庭内ネットワークなので、ネットワークの設定を パブリックからプライベートに変更
  • SMB v1 の自動削除を無効に変更

などをやっておきました。

ネットワーク設定をプライベートに変更

ネットワーク設定のほうは、WIndows 10 の場合、スタートメニューの『設定』から『ネットワークとインターネット』を開き、

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『接続プロパティの変更』を選択すると、『ネットワークプロファイル』のところで、

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パブリックとプライベートが選択できるので、プライベートを選択しておきます。

SMB v1 の自動削除を無効

こちらは、コントロールパネルの『プログラムと機能』から、『Windows の機能の有効化または無効化』を選択します。 『SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート 』を開いて、『SMB 1.0/CIFS 自動削除』にチェックが入っているのを外しておきます。

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これで、自動削除されなくなります。

NAS 共有設定の変更

自宅のNASは、古い Netgear の ReadyNas Ultra 2 をまだ使っています。 で、 今まで(Windows 7 時代)は問題なかったのですが、Windows 10 からこの共有フォルダへアクセスしようとするとうまくアクセスできません。ユーザー認証した状態でも、具体的にはフォルダによって、ファイルの更新ができたり、できなかったりします。

ちょっと調べてみたところ、どうも WIndows 10 からはゲストアクセスができなくなったようです。共有フォルダがゲストアクセスで使っていたので、それに引っかかったようです。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4046019/guest-access-in-smb2-disabled-by-default-in-windows-10-and-windows-ser

ただ、上記のページを見ると、SMB v1 には影響しないとあるんですが、実際 SMB v1 時代の NAS にアクセスできなくなってますね。

後者のフォルダによって、ファイルの更新ができたりできなかったりというのは、共有フォルダ内の所有者・グループの設定がおかしかったのが原因でした。このため、ユーザー認証してもうまく読み書きができなかったこともわかりました。

なので、そのあたりを更新して、整理しました。

設定方法

今のNASの使い方としては、家族内で使っているだけなのと、お互いにみられると困るものがない(とはいえ、基本的にはお互いを信頼して見ない)ような状態です。 なので、いったん、すべてのファイルの所有者として、代表のユーザーを設定したうえで、同じグループのユーザーもアクセスできるようにします。

まずは NAS のコントールパネルにログインします。次に、『共有』、『共有リスト』と進み、設定を行いたい共有フォルダのいずれかのプロトコルのアイコンをクリックします。

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表示された設定画面で、『CIFS』タブを選択し、

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『ゲストアクセスを許可する』のチェックを外しておきます。次に、『詳細設定』タブを選択します。

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『共有フォルダの所有者』および『共有フォルダのグループ』に新たに設定したいユーザー名とグループ名を入力します。 また、グループのアクセス権として、リード・ライトを許可し、その他には、無効としておきます。家族は同じグループに属しているので、これで問題なくアクセスできます。

あと、

この共有の既存のファイルやフォルダに関する所有者とアクセス権を、上のように設定します。 セキュリティレベルを変更し、ファイルアクセスの問題を回避するには、このオプションが便利です。

のオプションにチェックをつけて有効にし、画面下部の『適用』ボタンを押します。

これで、共有フォルダ内のユーザーとグループが、指定したものに置き換えられます。

ルータ、ハブの電源の見直し

夏前でもあるので、気休めですが、ルータとハブの電源を、サージ付きコンセント・タップからとるようにしました。

そのうちの一つがコンセント直付けで使うタイプ

だったのですが、つけたらずっと赤いランプが点灯しています。

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この手のランプって、サージが働いた時につくんじゃないか?と思って慌てて調べてみると、どうも普段の時にランプが点く仕様のようです。

BSTAPD01WH : 電源タップ | バッファロー

ちゃんと書いてありました。なので、私の確認不足ですね。

でも、これは反対にしてほしいです、どうでしょうか? > Buffalo さん

とまあ、こんな感じで、多少、自宅環境を快適に整備してみました。

Microsoft 365 Apps for Bussiness の導入

今更ですがこのたび Office 365 を導入することにしました。 ま、普通だと Word と Excel とせいぜい PowerPoint が使えればいいんですが、なぜか最近、 Access での問い合わせが多くて、 Access が使えるサブスクリプションにする必要が出てきました。

いくつかプランを探すと、

Microsoft Office 全製品の比較 | Microsoft Office

この Microsoft 365 Apps for Bussiness が、 Access も利用できて、年間1万円強なのでいい感じです。

で、早速をこれを契約してみようと思ったところ、思いのほかはまったので気になったところを取りとめもないですがメモっておきます。

オンラインサインアップができない?

マイクロソフトのOfficeの紹介ページに行くと、これでもかというほど、あちこちに『今すぐ購入』ボタンがあります。天下のマイクロソフトがそこまで売り気出さなくてもいいのになー、と思いつつ、めったに買うこともないので、ちょっとドキドキしながら、ぽちっとボタンを押しました。

すると、

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のように、メールアドレスを入力しろ、と出てきます。

なので、何も考えずに仕事用のメールアドレスを入力すると、

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と出てきます。

サインアップできないとはどういうことだ?と思ってしまいました。このメールアドレス(自分のドメインのメアドです)は、マイクロソフトアカウントとしても登録していたし、以前少しだけ Office 365 を試すのに使ったこともあったので、これは何かゴミが残っていて認識されないのかな?さあ、大変だ、と思い込んでしまいました。

別のメールアドレスを試してもよかったのですが、最初に入力したメールアドレスを使いたかったので、さらに焦ります。

結論からすると、この文面『サインアップを完了できません』の意味を盛大に取り違えたようです。入力したメールアドレスに対して組織アカウントが設定されていないので、新規に設定してね、ということだったようです。

下に書いたように、あれこれ調べたら試したり、しばらく試行錯誤しても状況が変わらずで、仕方ないので『新しいアカウントを作成』ボタンを押したら、ユーザー名や電話番号などを入力する画面が出て、さらに初期ドメイン名を入力する画面に移ったので、上記の組織アカウントがないので作らないといけない、ということに気が付きました。

思い込みとは恐ろしいですね。

あとは必要な情報を入力したら、問題なく組織アカウントのセットアップが済み、クレジットカード情報も入力して、購入できました。

(参考)試したこと

あと、上記に気づくまで試したことや調べたことをメモっておきます。

マイクロソフトアカウントのメールアドレスの変更

最初、入力するメールアドレスは、マイクロソフトアカウントのメールアドレスでなければならない、と思い込んでいました。

ですが、うまくいかないので、ネットで調べると、ビジネス用(一応上記のプランも法人向けのプランでした)のプランの場合は、組織アカウントというのをセットアップして、それを使う必要がある、ということに気が付きました。

さらに調べると、同じメールアドレスが、マイクロソフトアカウントと組織アカウントに紐づいているような場合があり、ある時期からそれが禁止されるようになった、ということなどもわかりました。

[Microsoftアカウント]と[職場または学校アカウント]の違い | Developers.IO

Microsoft アカウントと組織アカウントの違い – Productivity for PC

さすがにややこしすぎて、ちょっといやになってきました。

ということで、入力したメールアドレスはむしろマイクロソフトアカウントだとまずいのではないかと思い、下記のリンクなどを参考にして、マイクロソフトアカウントのメールアドレスも独自ドメインのものから、 outlook.jp のものに変更したりもしました。

MSアカウントと組織アカウントのメールアドレス重複について | ブチザッキ

が、状況は変わりませんでした。

ドキュメントは見つけてないし、試してもないので単なる推測ですが、いま振り返ると、Microsoft 365 購入時の最初に入力するメールアドレスは、組織アカウントの初期ドメインのメールアドレスではなく、連絡用のメールアドレス、という扱いになってることから、マイクロソフトアカウントに登録されていても、組織アカウント設定用のメールアドレスには使えたのではないかと思います。

あと、マイクロソフトアカウントと組織アカウントは結構入り乱れているようで、サービスによって、使えるアカウントの種類が違うようです。

例えば、関係ありそうなものとしては、 Visual Studio Express はマイクロソフトアカウントが必要ということのようです。

Microsoftアカウントと組織アカウント - Qiita

過去のサブスクリプションについて

以前、Office 365 (というか SharePoint)を試す際に、上記と同じメールアドレスで試していました。その時、初期ドメインも作っていたようです(全然記憶にないですが、メールが残ってました)。実は今回の組織アカウントの登録時に、以前と同じ初期ドメイン(xxx.onmicrosoft.comのxxxの部分)を指定したのですが、問題なく登録されました。

うまく登録できたので問題ないのですが、何か気持ち悪いので、ちょっと調べてみました。

以前、お試しに使った際は最終的にサブスクリプションをキャンセルしてました。下記の記事によると、キャンセルしてしばらく(90日超?)すると、一切の情報が削除されるようです。

サブスクリプションが終了した場合、データとアクセスはどうなりますか? | Microsoft Docs

どこかの記事で、組織アカウントは Azure Active Directory で管理されているというのを読んだので、上記記事のADから削除、ということから、登録していた初期ドメインに関する記録も削除されたのではないかと推測しています。

ま、なんにせよ使えるようになって一安心です。

Thinkpad T410 の HDD を SSD に換装

先日、下記の記事で書いたように Thinkpad T410 を Windows 7 から 10 にアップグレードしました。

blog.mori-soft.com

そこでも触れたように、 HDD を SSD に換装して、もうちょっと快適に使えるようにしたので、メモっておきます。

SSD の購入

ずいぶんと古い機種なので、果たして今どきの SSD がつながるのか不安でしたが、T410 のSSD 換装を調べてみるといくつも記事が見つかりました。

ThinkPad T410のSSD換装 | 太陽光発電と農業で脱サラ

ちょうど上記記事で使っていることもあるし、以前購入したこともあるので、今回も Crucial の SSD, MX500 250GB にしました。 あ、現在のHDD容量が 250GB なので、同じサイズということですね。

参考までに、後日、Crucial のサイトでも T410 の換装用に紹介されてたのが見つかったので、リンク張っておきます。

メモリRAMおよびSSDアップグレード | lenovo | thinkpad t series | ThinkPad T410 Series | Crucial JA

HDD -> SSD の換装

実際の換装の手順ですが、基本的には、 Crucial のサイトに手順が載ってるので、それに従えば問題ないです。

www.crucial.jp

せっかくなので、やったことをメモしておきます。

HDD のクローン

HDDをSSDにクローンします。Crucial の場合、クローニングソフトが使えるので、それを利用します。

まずは SSD を USB 接続します。USB との接続には少し前に購入していた下記のケーブルを使いました。

電源アダプタに接続後、USBにつなげるとランプが光って認識されたことがわかります。

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次に Acronis True Image for Crucial をダウンロードして、インストールします(サイトのURLは前述の Crucial のガイド中にで紹介されているので、最新の情報はそちらを確認してください)。

インストールが終了したら、おもむろに起動します。

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『ツール』の『ディスクのクローン作成』を選択します。

ウィザードが起動するので、クローンモードとして今回は『自動』を選択します。

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自動モードでも、クローン元とクローン先の容量が異なる場合にはパーティションサイズを調整してくれるそうです。手動を選べば自分でもパーティションサイズなどを調整できるようです。詳しくは、 Acronis True Image for Crucial のユーザーガイドをご覧ください。

ソースディスクを選択します。

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1台しかないので選択の余地がないですね。

次に、ターゲットディスクを選択します。

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USB 接続した SSD を選びます。

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自動の場合はこれで設定完了です。

『実行』ボタンを押すと、クローニングが始まります。T410の USB 3.0 の端子が調子悪くて、 2.0 の端子につないでいたこともあるためか、クローニングが完了するまで大体1時間45分ぐらいかかりました。

画面に『完了しました』の旨のメッセージが表示されれば終了です。

換装

次はいよいよ、 HDDの換装です。T410の場合は、HDDの交換は非常に簡単です。ネット上に、Lenovo 公式の交換手順がありましたので、そちらも載せておきます。

ハードディスク・ドライブ (HDD) スロット・カバー, HDD と HDD ゴム製レールまたは ソリッド・ステートドライブ (SSD) とストレージ・コンバーターの取り付け/取り外し手順 - ThinkPad T410, T410i - JP

クローン終了後、一旦シャットダウンします。次に、バッテリーを外します。その状態で何度か電源ボタンを押しておきます。

筐体を裏返しにして、

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右下にあるネジを外してからカバーを取ります。こんな感じになってます。

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上記の手順を見ると引っ張って取り出すためのベロのようなものがついてるっぽいのですが、最初これがよくわからずに戸惑いました。よく見ると中央のプラスチックの黒い部分が動くので、手前に引き出してみると、

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と、ベロが出てきました。こうなれば、あとは簡単ですね。このベロを引っ張れば、HDDを取り出すことができます。

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あとは、左右のゴムのカバー(スライドレール?)を外せば、

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HDD を止めているネジが出てくるので、SSDに交換します。

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あとは、外した手順を逆にたどって、取り付ければ完了です。

動作確認

全て元通りにしたら、動作確認をしておきます。

電源を入れると何事もなかったかのように Windows 10 が起動します。ログイン後も特に問題なく動作しています。 起動および起動後も動作も若干快適になったように感じます。まあ、面倒なのでベンチマークは取りませんが、これでもう少し使えそうです。

余談

SSD に換装前の HDD のパーティションはこんな感じでした。ディスク0が換装前のHDD、ディスク1がUSB接続した直後のSSDになります。

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Windows 10 にアップグレードする際に Thinkpad の Rescue and Recovery もアンインストールしているので、Qのドライブレターを割り当てているパーティションとかも不要になっているはずです。

今回は、パーティション構成もそのままでクローンしましたが、気が向いたらこれらの不要パーティションも消したいと思います(もっとも、空き容量的に困ってるわけではないのでいつになるやらわかりませんが・・・)。