Roundcube 1.6.7 にアップデートした際に、メールアカウントを切り替えるプラグインを ident_switch から identy_switch へ移行しました。
両者は若干設定内容が異なっているので、改めて、設定内容を確認したので、その他気が付いた相違点と併せてメモっておきます。
設定できる内容
identy_switch で設定できる、アカウント関連以外のものとしては、『設定』->『識別情報』の各追加したアカウントを選択すると
のように、新着メッセージに関するオプションを設定することが可能になります。なお、設定部分を拡大するとこんな感じです。
このうち、『Check all folders for new messages』および『再表示(新しいメッセージの確認等)』は、 ident_switch (というか、素の Roundcube )ではデフォルトのアカウントに対してのみ設定可能だったものですが、これがアカウント毎に設定をすることが可能になったようです。
その他の設定内容は、主に通知関係のものになります。
デフォルトのアカウントに対する設定場所
追加アカウントではない場合は、左端のメニューから『設定』->『設定』->『ユーザーインターフェース』と進むと、
『再表示(新しいメッセージの確認)』があります。
また、『設定』->『設定』->『受信箱』と進むと、『新しいメッセージ』に
のように設定内容が追加されています。
Roundcube 1.6.7 の場合
ちなみに、 identy_switch をインストールしていない素の Roundcube の場合は、『設定』->『設定』->『受信箱』と進むと、『新しいメッセージ』には
のように、『すべてのフォルダーで新着メールを表示』があります(英語だと『Check all folders for new messages』)。
設定内容
で、今回の設定内容ですが、基本的にデフォルトのままとすることにしました。
というのも、 Roundcube を使い始めたときは、こちらの記事に書いたように、新着メールのチェックを有効にしていたのですが、これだとチェックに時間がかかってしまい使い勝手が今一つだったので、無効に戻したという経緯があったためです。
表示内容の相違
identy_switch になってアカウントの選択部分が、
のように最大4件分の表示になりました。以前の ident_switch は設定したアカウント数分すべて表示されていました。
個人的には、以前のスタイルのほうが切り替えやすくて好みです。特にスマホだと、スクロールして表示したいアカウントを選ぶのがちょっと手間取ってしまいます。
アカウントの順番
このアカウント切り替え時のアカウントの並びも変わってます。
ident_switch の時は意識していなかったのですが、思い起こすと、 Label が未設定の場合は、識別情報にアカウントを追加した順に並んでいたようです(Label 設定時の挙動までは確認してないです)。
一方、 identy_switch は Label の辞書順になっているようです。まあ、 Label で制御できるのでいいといえばいいんですが、微妙に違ってますね。