プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

自宅のLANケーブル配線について

いろいろあって、昨年末から一戸建てに住むことになりました。

で、IT系の仕事をしているはしくれとして、せっかく家を建てるなら、各部屋にLAN配線を行いたいと思うのが人情です。まあ、昨今は無線LANというものもありますが、今一つ信頼していないので、有線を引きたいと思った次第です。 配線自体は電気屋さんに相談したら、二つ返事でできますよ、とのこと。

ただ、LANの規格も日進月歩なんで、いまの1ギガビットイーサ(1000BASE-T)なんて何年かしたら遅いよ、というふうになるかもしれません。 なので、少なくとも現時点で見えてきている、10ギガビットイーサ(10GBASE-T)には対応できるようにしたいと思います。

はて、どうすればよいだろうか?

というわけで、いろいろと調査したことをメモっときます。

規格

10GbEというとカテゴリー7のケーブルがいるのかな?と漠然と思っていたので、まずはLANケーブルの規格を改めて調べてみました。 詳しくは、下記のリンク先などを見てもらえればよいかと思います。

【10GBASE-T、ついに普及?】CAT5/CAT5eの利用を断念 CAT6/6A/6e/7のみサポート【期待のネット新技術】 - INTERNET Watch

10GbE時代を見据えると家庭内LANケーブルはCat 6?Cat 7?色々調べて買ってみた | TeraDas

で、これらを踏まえて結論からいうと、10Gに対応するためには、カテゴリー6、6A(6E)、7あたりのケーブルを使う必要があるようです。

6Eは6Aとほぼ同等だけど、メーカー等の独自規格のようです。 カテゴリー6は37m以内(場合によっては55m以内)なら、10GbEでもいけるとのこと。それ以上の距離が必要なら6Aまたは7が必要。

カテゴリー7は、STPが基本で、ケーブルもシールドされていて、コネクタもRJ-45と互換性があるとはいえ、別規格。何より、シールドのアースを取る必要があるとのことでした。

採用したのはカテゴリー6

最初は、せっかくなのでカテゴリー7のケーブル引いて、とか夢想してましたが、上記を詳しく調べるにつれて、(少なくとも現時点では)こりゃ家庭内LANで採用なんてできないなという印象に変わりました。

反対に、ケーブル長が短ければカテゴリー6でも十分ということがわかりました。

家の建設現場に出向いて電気屋さんに聞いてみると、今回の配線だとスイッチングハブを設置する場所から一番遠いところでも11~12m程度を見ておけばよいとのこと。 壁に出てくる端子にケーブルをつなぐことを考えても、十分37m以下に収まります。

しかも、カテゴリー6のケーブルならこの電気屋さんが持ってるので、こちらで調達して支給しなくてもよいとのことでした(カテゴリー6Aのケーブル購入して、引き回してもらおうかとも考えたのですが、実質的にあまり意味がなさそうなのでやめました)。

ということで、一応将来的に10Gのイーサネットがやってきても対応できるようになったはずです。

これで対応する日が楽しみです。

ちなみに

光回線を引こうとおもったら、周辺の建物の関係上なんと電柱を立てないと引けないということがわかりました。

ということで、人生で初めて電柱立てました(自分のじゃないですけどね)。

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追記

あと、10GBASE-Tとは少し違いますが、既存のケーブルで、2.5G/5Gを実現する規格(IEEE 802.3bz)というのも登場してきているようです。

gigazine.net

こっちのほうが既存のインフラ(ケーブル)を流用できるので普及は早そうですね。