プログラマーのメモ書き

伊勢在住のプログラマーが気になることを気ままにメモったブログです

Windows, 共有リソースへの別ユーザー名でのアクセスについて

時々必要になって、毎回調べてるのでメモ書き残します。

※ こちらに書いてあることと同じです。

blog.livedoor.jp

困っていること

Windows 10 (他のバージョンでも同じはず)のエクスプローラとかで、ネットワーク上の共有フォルダを表示させる時にユーザー名・パスワードを入力するときがあると思います。

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一度、ユーザー名を入力して、表示可能になると、別のユーザー名で表示させようとしても、最初に入力したユーザー名で接続されてしまい、どうすればユーザーを切り替えられるのか迷います。 なお、『資格情報を記憶する』にはチェックは入れていません。

状況確認

コマンドプロンプトで試してみます。

C:\Users\mor>net use \\homeserver /user:new_user_name
システム エラー 1219 が発生しました。

同じユーザーによる、サーバーまたは共有リソースへの複数のユーザー名での複数の接続は許可されません。サーバーまたは共有リソースへの以前の接続をすべて切断してから、再試行してください。

C:\Users\mor>

というエラーが表示されます。

これは、すでに共有リソースへの接続が存在しているために発生します。net use コマンドで表示させると、

C:\Users\mor>net use
新しい接続は記憶されます。


ステータス  ローカル名 リモート名                ネットワーク名

-------------------------------------------------------------------------------
OK                     \\homeserver\IPC$         Microsoft Windows Network
コマンドは正常に終了しました。

という感じですね。

解決方法

一度共有リソースを削除してやればよいとのことです。

C:\Users\mor>net use \\homeserver /delete
\\homeserver が削除されました。

再確認

C:\Users\mor>net use
新しい接続は記憶されます。

一覧にエントリが存在しません。


C:\Users\mor>

この状態で、再度エクスプローラから接続すると、再びユーザー名・パスワードの入力画面が表示されました。

めでたしめでたし。

QNAP Container station のデータ保存フォルダについて

前の記事 でシステムボリュームの作成についていろいろと試しましたが、その際、システムボリュームにアプリがインストール済みの場合、どうなるか?も試しました。

ここでは、これをもう少し踏み込んで、アプリが Container Station だった場合、どうなるか?というのを試してみました。

なお、 QTS のバージョンは 4.3.5.0728 Build 20181013 です。

Container Station のセットアップ方法

まず改めて Container Station のセットアップ方法を確認します。

www.qnap.com

基本的に、上記に書かれているように App Center からインストールし、初回起動時にデータを保存する共有フォルダを指定すれば完了です。

データ保存先が、システムボリュームにある場合

この場合は、システムボリューム削除時に、データも一緒に消えてしまうので、特に問題ありません。

データ保存先が、別ボリュームにある場合

気になるのはこのケースです。

例えば、 Container Station そのものはシステムボリュームにインストールしておいて、イメージ及びコンテナの保存先として、別ボリュームの共有フォルダを指定したとします。

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上記の例の場合、qnapData というフォルダは Container Station をインストールしているボリュームとは別ボリュームの共有フォルダになっています。 ですので、システムボリューム(および Container Station)を削除しても、データ部分は別ボリュームにあるので残っています。

ここで、再度システムボリュームを設定し、 Container Station も再インストールし、再セットアップを行った際に、この既存の共有フォルダを指定すると、

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のように、既存のデータを維持するか、新規で作成するかを聞かれました。

この時、『保存』(維持するの意味)を選択すると、ちゃんと以前 Container Station で設定していた内容が復元されていました。

Container Station が含まれているボリュームを削除することになったとしても、データ保存先さえ別ボリュームにあれば、Container Station のコンテナを全部エクスポート・インポートしなくてもいいので、これはいいですね。もっとも、バックアップ的な観点からはエクスポートしておいたほうがいとは思いますが、実際手間ですからね。

QNAP システムボリュームの再設定について

購入した QNAP TS-231P を本格的に使い始める前に、いろいろと、特にストレージ周りは運用しだすとなかなか触れなくなるので、今のうちに遊んでおきます。

いろいろと触ってわかってきたことは、

  • ストレージプールは、RAIDグループと紐づいているので、1つのRAIDグループを複数のストレージプールに分割はできない
  • 最初に作成するボリュームは、『システムボリューム』としてセットアップされる

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などなどです。

で、この『システムボリューム』ですが、特に設定方法があるわけではなく、最初に作成するボリュームがシステムボリュームになるようです。 となると、素朴な疑問として、このシステムボリュームを削除するとどうなるのか?と思いましたので、いろいろと思いつくままに試してみました。

なお、 QTS のバージョンは 4.3.5.0728 Build 20181013 です。

システムボリュームの削除

  1. 1ボリュームだけ作成します(システムボリュームと表示されます)
  2. 次にこれを削除して、ボリュームが存在しない状態にします
  3. 再度、ボリュームを作成します(システムボリュームと表示されます)

問題ないですね。

2つ以上のボリュームがある場合

  1. 2つボリュームを作成します(1つがシステムボリュームと表示されます)
  2. 次にシステムボリュームを削除します
  3. 再度、ボリュームを作成します(あとから作成したほうがシステムボリュームとなります)

システムボリュームがない状態で、新たにボリュームを作成すると、それがシステムボリュームになるようです。

作成するボリューム名を変えてみた場合
  1. 2つボリュームを作成します(1つがシステムボリュームと表示されます)
  2. 次にシステムボリュームを削除します
  3. 再度、ボリュームを作成しますが、デフォルトの名前ではなく任意の名前にします
  4. 任意の名前であとから作成したほうがシステムボリュームとなります

システムボリュームになるか否かは、ボリューム名とは無関係のようです。

システムボリュームにアプリがインストールされている場合

  1. 1ボリュームだけ作成します(システムボリュームと表示されます)
  2. App Center からアプリをインストールします(下記だと Hybrid Backup と Container Station を入れたところ) f:id:junichim:20181123002613p:plain
  3. 次にこれを削除して、ボリュームが存在しない状態にします
  4. この時点でアプリはなくなっています f:id:junichim:20181123002708p:plain
  5. 再度、ボリュームを作成します(システムボリュームと表示されます)
  6. アプリは消えているので、当然アクセスできません

もし、システム画面にアイコン等が残っているようでしたら、一度ログアウトして再度ログインするとちゃんと消えてました。

システムボリュームのデフォルトの共有フォルダについて

QNAP の NAS 設定後、最初のボリューム作成時はいくつかのフォルダがデフォルトで作成されています。

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しかし、上記のようにシステムボリュームの再作成を行った場合 home や homes といったフォルダが作成されていない状態になります。

この場合は『コントロールパネル』->『権限設定』->『ユーザー』と進み、

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『ホームフォルダ』ボタンを押すと、下記のようなダイアログが表示されて、

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ホームフォルダを作成するか否かを尋ねられるので、『全ユーザーのホームフォルダを有効化する』にチェックを入れて『適用』ボタンを押せば、 元通り、作成されます。

なお、複数のボリュームがある場合は、どのボリュームに作成するか選べるようです。